時間外労働を減らす工夫とポイント

数ある職種の中でも、看護師は残業が多い仕事として知られています。そこで以下では、残業時間を減らすためにできる工夫や大事なポイントをいくつか挙げていきたいと思います。

1つ目は、業務をできるだけ効率化して、シフト明けには速やかに帰宅できる状態を目指すという方法です。看護師の残業の要因になりやすい看護記録の作成については、手が空いている時に少しずつ作成すると良いでしょう。スキマ時間を上手に活用することで、ギリギリに看護記録に取り組むという事態を避けられます。

2つ目は、リーダーの看護師とのコミュニケーションを積極的に取るという方法です。報連相を徹底するだけでなく、残業が多かったり1人では手に負えないような場合には、迷うことなくリーダーへ相談しましょう。看護師の職場は、日勤・夜勤で働く人が日によって変わることもあり、誰が残業をしているかという部分まで他人は気付かないことが多いです。そのため、自ら声を出してコミュニケーションを取ることが、自身の残業時間を減らすポイントとなります。

3つ目は、業務改善を提案するという方法です。例えば、業務効率化のために電子カルテを導入する、日勤・夜勤とでマスクの色を変えて誰が残業しているかを把握するといったような事例が挙げられます。

どんな職場においても、何らかの問題や悩みは出てくるものです。しかしそこで、不満を漏らすだけでは何も解決しません。もし、残業問題で頭を悩ませているのなら、今できることを洗い出して、行動に移しましょう。